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2008.05.05

「庭の桜、隣の犬」 角田光代

庭の桜、隣の犬 (講談社文庫)庭の桜、隣の犬 (講談社文庫)
角田 光代


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夫婦が暮らす どこでもない場所

夫婦って、家族ってなんだろう? 愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 3LDK35年ローン、郊外のマンションに暮らす30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。


結婚し、ローンで家も買い、そのために給料の良い仕事についた夫・宗二と専業主婦の房子。
形だけはどこから見ても夫婦であり家族の二人。
そのはずなのにある日ボロアパートを借りてそこに憩いの場所を見つける宗二と実家に毎日入り浸り晩御飯をもらって帰る房子。
一体私たちはどこへ向かうのか?一体私たちは何になりたかったのか?問いながらも答えはなく、また何かになりたいわけでもない二人。
根無し草のような二人の周りでストーカーのような女が現れたり、年老いた義母は見合いパーティに行ったりとさざ波が起こっていく。

今までの角田作品の比べると同世代の主人公にしては二十代前半のような幼さの残る二人です。
もしかしたらこれが等身大なのかもしれないのだけど何だかあまりにも生きている感じのしない二人に思い入れはなく途中から読むのが面倒くさくなってしまった1冊です。
きっと私には出来ない「あやふやさ」が合わなかったのかな~と思ってみたり。
必死さがないので気楽には読めるもののガツンとくるものがなかった作品でした。

★★


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